弁護士 河合 弘之

更新日:2021年7月14日 弁護士紹介
河合弘之

監修弁護士
河合 弘之

弁護士  河合 弘之

弁護士になったきっかけ:
小学校の先生の一言、両親の存在、司法試験の事

弁護士になろうと決めたのは、小学校4年生の頃でした。

学校の先生に「河合くんは良く喋るから、弁護士になったらいいよ」と言われまして…。

その言葉がずっと印象に残っていたことが大きな理由です。

あとは、サラリーマンだった僕の父親から、「会社員はつまらないぞ。歯車のひとつだから」という言葉をよく聞いていたことも大きいですね。2人の大人の言葉に影響を受け、「会社員ではなく、弁護士にしよう」と決めました。

キャリア:学歴や弁護士になった後の仕事内容

弁護士になることを視野に入れながら東大法学部に進学し、3年次から受け始めた司法試験に、2年かけて合格しました。

当時の司法試験は、合格率も2%くらいだったので、本当に難しくて…。暗いトンネルをひたすら抜けるために、1日14時間くらい必死に勉強しましたよ。

「司法試験に受からないと、人生が開けない」と思っていたので、合格した時は人生で一番嬉しかったですね。

その後、弁護士としてのキャリアは、国鉄労働組合などの顧問弁護士をしている法律事務所でスタートさせました。当時は学生運動やストライキが盛んに行われていて…。勤務初日は春闘真っ只中に出かけたことを今でも覚えています。みかん箱みたいなのに乗せられ、挨拶をさせられまして…。今思うと、冷や汗ものですよね(苦笑)。

今まで扱った事件:HPから一部抜粋

主な実績:ダグラス・グラマン事件、平和相互銀行事件、文化シャッター事件、つぼ八事件、国際航業事件リッカーミシン事件、忠実屋・いなげや事件、ロッテvsグリコ比較広告事件、スルガ銀行事件

さまざまな中小企業の顧問弁護士を務めるほか、依頼人の長所を生かしながら相手の短所を突くスタイルや、巧みなメディア戦術を用いることで、巨大な難事件を解決に導いてきた。

近年担当したスルガ銀行事件では、被害者とともに銀行の店頭に出向いて、合計57回のデモを実施。メディアの利用することで世論を味方につけ、完全勝利の被害者救済をなしとげた。1,000億円以上の借金を帳消しにする空前絶後の解決だ。

実際にあった相談内容:創業者の一族なのに、経営者は自分の子供に継がせた

初めは兄弟、友達などと仲良く経営していた社長が、あるタイミングで「自分の子供継がせたい」と言い、それまでの経営陣を排除してしまったり、創業者の一族が、経営権を取られてしまったケースとかが多いですね。過去には、性格の良いお父さんが、他社に株を買い占められた挙句、一族が会社から放り出されてしまったという事例もありました。

買い手を探すお手伝い:資産(土地)を保有している業種はうまくいくケースも

少数株取引は、残念ながら買主が見つからず、泣き寝入りというパターンが一番多いのが実情ですが、その中でも、私が可能性を感じているのは、不動産などを保有していたり、純資産が多い企業ですね。

例えば、過去に1坪千円で購入した土地が、時代の流れとともに価格が上昇し、今では一万円で取引されていたりする。でも、購入当時の値段のままで決算書類に計上していると、現在との価格差によって、かなり大きな含み益が出るケースもあるんですよ。

特徴的なのは材木業ですね。製材業は、材木をたくさん置いておく必要があるので、土地を持っている企業が多い。それ以外だと、工場を持っている鉄鋼業、倉庫を持つ鋼材商社、不動産賃貸業とか…。資産がある企業は、特に可能性が高いジャンルかなという印象を抱いています。

少数株主の現状:現在の日本の法律だと、少数株主は冷遇されているので

日本の法律体系では、少数株主は「報われない状態」に置かれていることが多いんです。積極的に少数株を買いたがる人も少ないですし、結果として「泣き寝入り」を強いられてしまうケースが圧倒的です。「大企業や権力とも平気で戦える」ことが、私のセールスポイントでもあるので、少数株の購入者を探すなどの方法によって、問題解決の突破口を見出すきっかけになれば良いなと思って取り組んでいます。

少数株主の未来:平等に幸せになるためにバランスをただしたい

「会社の利益を、株式の保有数に応じて配分する」と言うのが、理想的な姿ではあると思う。

でも、中小企業のなかには、多数派を占める経営陣が、収益の大半を役員報酬としてとってしまうケースも多いんですよ。

資本主義の論理で言うと「多数株主が恵まれるのが当然」という考え方もありますが、経営権を握っている人だけが潤う状態は、僕は不公平さを感じます。

社会の歪み、資本主義の論理などが原因で、不幸な状況に追いやられている方々を救ってあげたい。例え少しづつでも、少数株主の利益を増やしていくことで、アンバランスな社会を正していきたい。そのような想いで、少数株主の問題に取り組み、解決に導いていきたいと思っています。

忠実屋いなげや事件について

企業買収(M&A)をめぐって対立した「忠実屋いなげや事件」(1989年)では、買収仕掛けた不動産業者、秀和サイドの弁護士として活躍。

忠実屋といなげやが企業防衛のために発行した株価が通常価格の5分の1であったことや、両者の株が上場されていたことなどに目をつけ、世論も味方につけた河合氏は勝機を見出した。

「上場株式を、前日に取引されていた価格の5分の1で割り当てることは、世間からは到底理解されない」と言ったら、多くの人の賛同が得られました。

忠実屋といなげやがお互いの株を発行しあっても、実際に金銭のやりとりが行われるわけではない。だから、取引価格が「安くてもいい」と思ったんでしょうけど…。前日に「正規の取引価格で買った人の不公平さ」だけを訴えて、勝訴に導きましたね。「相手の弱点を突く」戦術を使った、最も典型的な裁判だったように思います。

スルガ銀行事件

女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」のサブリース契約を行っていた、株式会社スマートデイズが経営破綻。サブリース賃料を支払えなくなったことがきっかけで、スルガ銀行の不正融資が明らかになった事件だ。

シェアハウスの出資金を募るために預金通帳や給与明細、そしてレントロールの偽装など、悪質で巧妙な手口が使われ、多くの被害者が発生したこの事件。被害者側の弁護士として携わった河合氏は、他の弁護士の協力も得ながら、およそ300棟のトラブルを解決した。

また河合氏は、被害者とともに銀行の店頭に出向いて計57回にも及ぶデモを実施。

自身が得意とする「メディアを使って世論に訴えかける戦術」や「相手の弱点を突く」手法で、被害者を救済へと導いた。

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河合 弘之

様々な難事件、大事件への対処を得意としており、強大な敵や困難にも立ち向かい成果を挙げ続けた実績のある「逆襲弁護士」です。

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